相談内容によっては、占い師が用いる占術では占えないことがあります。
本当は占えるんだけど、占いたくないことというのもあります。
現役占い師が、こんな相手は占いたくない、こんな質問は嫌だなという本音を書いていこうと思います。
占いを利用される相談者様の内容は、本当に多種多様です。
本当にこんなこと実際にあるの!?というようなこともご相談にいらっしゃいます。
できる限り、ご相談には乗りたいとは思うものの、占える限界というものがあります。
この記事では、そういった、占えないことや占いたくないことなどを列挙していきます。
占い師に相談される前に、ご一読いただき参考にしてくださいね。
占い師が本当は占えるけど占わないこと
試験面接などの合否、ギャンブルや相場の結果
生死に関わること
専門家の意見が必要な病気等
犯罪に関わること
失くした物を探すこと
時期や場所を特定すること
妊娠や出産に関すること
列挙すると、とても多い感じがするのですが、これらは、ほとんどの有料占いアプリで禁止されている事項です。
※中には、占ってくれる占い師もいるので、プロフィールなど要確認
もし、上記のようなことを聞こうとされているのでしたら、聞いても鑑定してくれず、お金も時間ももったいないのでやめておきましょう。
ですが、本当のところ、ほとんどの占い師が全部占うことができます。
なぜ占わないかといえば、占いアプリの規定で禁止されているから鑑定しないのです。
なぜ占いアプリでなぜ禁止事項にしているかといえば、過去に、トラブルに発展したことがあるからです。
上記に列挙されているのは、ほとんどのことが人生を左右する、とても大きな事柄ですよね。
「占い師が○○っていったのに!」とかって、逆恨みされてもおかしくないお話です。
たとえば、出産の話で、なかなか子供ができにくい女性が、「私は妊娠できますか?」と聞いたとします。
「できますよ」と望みを持たせることも、「できないですよ」と絶望させることも、どちらも残酷なことですよね。
「できますよ」といって、本当にできれば問題ないのですが、できなかった場合、女性の恨みから、裁判沙汰になってもおかしくありません。
精神的苦痛からうつ病になってしまった、と言われても、責任の取りようがないですよね。
そんなことから、規定で禁止されています。
私は、いろんなトラブル事例を聞いて、たしかに迂闊なことは言えないなという思いから、占わないことにしています。
占いとは、当てることが本質ではないのです。
一つの「未来の可能性」として聞きましょう。
占い師が占えないこと
本当に占えないこと、これは、占い師の会得している占術に大きく左右されます。
占術によって得意不得意があり、答えられないことも中にはあります。
私の場合は、風水のことを聞かれた場合、勉強していないので、全く分かりません。
吉方位はどこ?と聞かれれば生年月日を聞いて、一応答えることはできますが、有料で行うレベルのお話ではないと思っています。
死んだペットの気持ちは?と聞かれて、タロットで引くことはできますが、回答に自信は全くありません。
自分の会得した占術にない事柄は、残念ながら占えないということになります。
占い師には、未来を当てる予言者として活動する方と、カウンセラーとして活動する方がいて、ほとんどの占い師が、カウンセラーとしての役割を持って活動されているのではないでしょうか。
私の場合は、運勢を味方につけて行動し、より幸せな未来を作り上げてほしいなと願いながら活動しています。
占い師を選ぶ際は、プロフィールを確認していただき、自分の相談したい悩み事が得意か、悩みを解決してくれそうな占い師かどうかをみてからご相談くださいね。
中には、不倫や同性愛は占えないという占い師もいらっしゃいます。
相談してから「占えない」と言われるのは、お互いに気まずくなりますし、相談者様のお金がもったいないので、プロフィールを確認して実りのある占いをしてもらいましょう!
占い師が占いたくない、断りたい相談者
占いで当てられるかを試そうとする
占い師を馬鹿にしたり、あからさまに見下したり、悪いレビューをつけようとする
情報をまったく公開しない
嘘の情報を伝える
重要な情報を後出しする
占い師を試したり、陥れようと考えている相手は、相談に来てほしくないです。
「あなたは私の好きな色を当てられますか?」といったように、試そうとしてくる相談者は、はっきりと断りたいです。
そもそも、私は当てようと思って占い師をしていませんので、余計に相談に来ないでほしいなと思います。
また、ほとんど情報を出さずに悩みだけぽんと言われて、鑑定したあとに、大事な情報を伝えてくる、悪意のある方も占いたくないです。嘘の情報を伝えてくる相談者は論外です。
実際に相談を受けたことがあるのですが、「そんな大事なことなら先に言ってほしい!」と思うような情報をあとから言ってきて、先に鑑定した内容と矛盾が起きてしまったことがありました。
霊感霊視のできる占い師は、なんの情報がなくても相談者の状況を知ることができて、鑑定もできるかもしれませんが、私の場合は、何に悩んでいるのかを聞かなければ、先に進みません。
あなたはなぜ、相談をしたいと思われているのでしょう?
未来を良くするために来ているのではないのでしょうか?
占い師を試したり、陥れることで、あなたは幸せになれるのでしょうか?
ということを問いたくなります^^;
悩みを解決したいのであれば、嘘偽りなく、なるべく詳細にお伝えしたほうが、良い提案を受けることができたり、前向きになれますよ。
占い師を試したり、嘘の情報を伝えることは絶対にやめましょう。
現役占い師である私が苦手な質問
たくさんあるご相談の中で、私が苦手とするのは、「いつ、相手から連絡が来ますか?」というご相談です。
これは、既読スルーや未読スルーが続く恋愛相談では、よく聞かれることなのですが、タロットカードで出た日をお伝えはするものの、正直、私の場合は当たると思ってお伝えしていません。
算命学を用いて、この月に連絡がくる可能性は高いという、運勢的なことはお伝えできます。
タロットにせよ、算命学にせよ、具体的な日にちを当てることは難しく、その答えを言うことに、なんの意味も感じないのです。
「相手から連絡が来るために、どういうことをしていたら良いでしょうか?」という内容であれば、嬉々としてお伝えするのですが、具体的な日にちを聞いたとして、どうなんでしょうね?
しかも、その相談の場合、連絡が来てほしいという相談者の希望が含まれており、連絡が来ないと伝えると、占い師に悪い評価がつくことが多いです。
当たっていない場合も、悪い評価に繋がるので、本当に答えたくありません。
占い師側からすると、かなりのギャンブル的な質問です。
それでも、在籍している占いアプリでは、仕方なくお伝えはするんですけどね、、、
本当に心から言いたくないです。
未来なんて、ちょっとしたことで変わりますし。
占い師は魔法使いではありませんので、連絡が来ない時は、来ないです。
連絡が来ない相手から、「いつ連絡が来るのだろう?いつまで待てば良いのだろう?」と相手ありきのご質問は、あまり意味のないことだとご理解ください。
具体的な日にちを言い当てる占い師というのは、【預言者】であり、超越した存在です。
そんな、未来を当てられる占い師は、本当にすごいとは思うのですが、それで相談者の未来は明るくなるのかな?ということなのです。
自分の行動や意識を変えることで未来は大きく変わる
相手を変えることはできず、相談者自身が変わるしかないという中で、相談者の気持ちのありようであったり、行動で、未来は変わります。
未来を変えるのは自分です。
運勢から見ると、この時期に連絡が来る可能性は高いですよ、とお伝えすることはできるのですが、それも可能性の話。
相手を待っている間の行動を大事にしてほしいです。
いつまで経っても未読スルーや既読スルーする相手のこと、「いつか連絡くるかもね、待っている間に、自分は楽しく時間を過ごすようにしよう!」と考えていたほうが良いです。
むしろ、そんなスルーしてくる相手のことは、とりあえず脇に置いて、新しい出会いを探すという行動をすることをオススメしたいです。
人に執着しても、良い運気にはなりにくいものです。
自分が幸せになるために占いを活用してほしい
相手や周りの状況や環境というのは変わらないので、自分がどうなりたいのか、どうなっていきたいのか、そういったことを考えて、占いを活用して行動してほしいと願っています。
占い相談するときに、「相手の気持ちは?相手はどういう行動をする?相手は・・・?」と、相手のことばかり気にされるのではなく、自分が幸せになるには、どうしていくのが良いのかな?という気持ちで相談をされると良いですよ。
それは、自身の幸せな、明るい未来のために、とても大切なことです。
現役占い師が本当に伝えたいこと
占いは魔法ではありません。
他人の気持ちを動かしたり、変えたり、何もしなくても成功することなんてできません。
でも、運気の流れを活かして行動することで、幸せをつかむことはできます。
人生には、人それぞれ最適なタイミングがあります。
占いを利用することで、良いタイミングでは波に乗り、悪いタイミングであれば回避することができます。
自分の行動の指針を決める材料として、占い師と上手に付き合っていくようにしましょう(*^^*)
注意事項:占いアプリや、占い師によって、この記事とは違う見解があります。
あくまで一人の占い師の意見としてご一読ください。